経年劣化などによりハイブリッドエラーが点灯した場合、ディーラーではハイブリッドバッテリーの修理を行ってもらえず、必ず新品への交換となり高額修理となってしまいますが、当店では高額な修理費用を軽減するためハイブリッドバッテリーユニット(駆動用)のリビルトを実施しております。

リビルトバッテリーの製作について

以前は30プリウスやノア ハイブリッドなど、「6セル」のハイブリッドバッテリーを搭載している車種のリビルトも実施していましたが、ハイブリッドバッテリーのリビルト製作については、下記3車種に限定しました。
 ※エスティマ ハイブリッド(20型)、アルファード ハイブリッド(20型)、ヴェルファイア ハイブリッド(20型)

なお、上記以外の車種についてはハイブリッドバッテリーのリビルト製作は一旦終了しますが、当店が取り引きしている大手会社のリビルトバッテリー(1年保証)への交換は引き続き実施させていただきます。

以上のことから、リビルトバッテリーを製作する車種を3車種に限定することにより技術力を向上させ、限定3車種の保証内容を充実させていただきました。 ※詳しい保証内容はこちら

リビルトバッテリーユニット

バッテリーユニットごと交換するのが当たり前と思われているハイブリッドバッテリーですが、不良バッテリーを特定して再生バッテリーに交換することで、交換時のコストを大幅にカットすることが可能です。

すべてのバッテリーブロックを定量充放電を行い、不良バッテリーについては再生バッテリーに交換しますが、放電試験の結果、十分な充電容量をが蓄えられるものを使用し、バランス充電などを行い再構築を行っています。

再構築や積み替えの際は、
・各バッテリーブロックを連結するリンクプレートをサンドブラストで清掃
・性能が異なる各バッテリーブロックを適正配置
・バランス充電
・冷却ファンのホコリや汚れを清掃
・室内清掃

リビルトバッテリーに交換後、保証書をお渡しします。

その他

【バッテリーの膨張】
性能が低下した不良バッテリーですが、性能試験の結果、バッテリーのセルが膨張するまで性能が低下しているバッテリーブロックもあります。

【発進時の異音】

発進時、後方から「コツン」「ゴン」というような異音が聞こえる場合、デフマウントが破損しています。 ※要交換

【通風口の確保とホコリ対策】

ハイブリッドバッテリーを冷却するための通風(吸込)口は、塞がないようご注意ください。

また、車内にホコリが多い場合、ハイブリッドバッテリーを冷却するためのファンによりバッテリー内部にホコリを送ることになりますので、ホコリが原因でバッテリーの冷却効率が低下することもエラーが発生する要因の一つです。

写真のようにホコリが蓄積している場合、バッテリー内部にはかなりのホコリが蓄積されています。

バッテリー内部の写真ですが、本来、バッテリー間には冷却のための隙間がありますが、ホコリによって塞がれる場合もあります。 
※バッテリー温度が上昇することでバッテリーの消耗が早くなり、エラー発生の要因となります。